著者は大学教師でり、その職業から多くの学生の文章を見ています。そうした経験をベースして書かれたのがこの本であり、実践的な内容と言えます。
◆ 小河原誠著 『読み書きの技法』 (ちくま新書)
「本書は、一方で書物を読み解くための、そして他方で論理的な文章を書くためのテクニックを伝えようとするものである。」(P7)
「読むことと書くこととは円環をなして発達してくるものである。文章を書く技法がよくわかっていないから、本を読み解けないのである。本を読めないからいい文章がかけないのである。」(P11)
「抽象的な精神論では、読み書きのコーチは勤まらない。具体的な場面で、具体的な技術を教えてもらうならば、人の技能は飛躍的に向上するものである。」(P12)
この本の一部を抜粋してみました。こうした部分だけを見ても、他の本にはない魅力を感じます。
パラグラフという言葉が使われ、文章の構成がどうなっているか、どうしたら良い文章になるかが説明されています。
< パラグラフの構成要素 >
トピック・センテンス
サポーティング・センテンス
論理関係明示子
締めくくり文
パラグラフのベクトル
このようなパラグラフの構成を知った上で、文章を書いていくことは大きな力となります。パラグラフ・リーディングという言葉もありますが、読む力にも繋がっていくものです。
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