速読というものを考える人にぜひ読んで欲しい本です。ある意味で、「速く読む」ことの対極にあります。しかし、読書の土台がしっかりしたものでなければ、速さというものはすぐに崩れてしまいます。土台を築くために何が大切かを、ぜひ考えてみてください。
◆ 松居直著 『絵本の森へ』 (日本エディタースクール)
何冊もの絵本が取り上げられ、絵本の魅力、その素晴らしさが書かれています。 絵本という世界が、どんなに深いものか、驚かされます。
この本の中には「速読」という言葉はひと言も出てきません。 速読とは全く関係のない内容です。しかし、この本の中に描かれている「読む」ということを追求しなければ、 「速読」について語るのは違っているように思うのです。
絵本の「絵」を見て、短い文章を「読む」。 ゆっくりと。
速読という言葉にあるイメージとは正反対なものです。 しかし、速読だけを見ていては、速読のことはわからないでしょう。
「子供に絵本を読んでやることは、大人にとって、ことばを吸収し、そして磨きをかける絶好の機会です。」(P59)
本を読むことがどういうことなのか。 宝石のような言葉が満ちている一冊です。
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