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四国遍路日記 第2期 前夜 東京浜松町 徳島行夜行バス
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四国遍路日記 第2期 前夜 2002年3月6日(水)


 第2期の遍路旅を行った。2002年3月6日(水)から14日(木)の実質7日間のものであった。前回の旅から5か月が過ぎ、正直なところ遍路というものを忘れそうになっていた。あとひと月経ってしまっていたならば、もう続きはなかったのかもしれない。
 けれど、これでもまだ全行程の半分にも達していない。

 東京から徳島まで移動するのはどうにも難しい。新幹線を使った場合、昼間1日かかったりしてしまう。眠れなかったりけっこう辛くはあるのだが、深夜バスに乗るというのが翌日を最も効率的に行動できる。値段が安いという理由も大きいのだが。そういう訳で、前回の遍路と同様に同じバスを使うことにした。

 ただし、今回は仕事をしてその後で。荷物を職場まで持ち込んで、着替えてそれから浜松町に行くという忙しいスケジュールとなった。なかなか仕事がすんなりと終わってくれなくて、終わったのが8時半を過ぎたあたり。急いで着替えて夜の山手線へと乗り込む。服装はウインドブレイカーにリック。今回は上着を着ることで白衣は着ないことにした。前回と違いあまり格好に拘らなくなった。管笠と金剛杖はそのまま手に持つ。恥ずかしいと言えば恥ずかしいのだが、まあ開き直りである。ズボンは白っぽい色のコットンにした。電車の中は平日の夜のサラリーマンばかりである。なんだかどの人も黒っぽい、同じような服装に見えた。まあ、四国に行けば遍路の人は同じような服装ではあるのだが。なんだか個性がないなぁ、みたいなことを感じながら山手線を新宿、渋谷と浜松町へと向った。

 この日は回転寿司で軽く夕食を食べたが十分に食べたというわけではなかった。浜松町の駅についてから貿易センタービルの地下のコンビニで飲み物とおにぎりを2個購入する。できればこの辺りの店で何か食べたかったのだが、もう出発まであまり時間がなかった。9時30分ちょっと過ぎたあたりにバスターミナルへ着く。受付というか、チケットのチェックをしてまずはひと安心。職場を出る時間が遅くなったので間に合わなかったらどうしようかと不安があった。バスの予約の場合は翌日すぐにチケットが取れるということは難しいからだ。出発の時間までおにぎりを食べる。他にも僕と同じように何かを食べて待っている人が何人かいた。

 出発の時間になりバスに乗り込む。一度使ったことのあるバスなので慣れている。席は左側、前から3列目。トイレに行くには右側の通路に移動しなければならないので、やや面倒か。このバスは満席まではいかなかった。4分の1くらいの席は空いていたように思う。前の方が埋まり、後ろの方が空いている。できればまばらに座りたいがそうもいかないのだろう。乗っている人は、若い女性(学生なのだろう)か年配の男性とに別れる。僕のような年齢の男性というのはほとんど乗っていなかったように思えた。

 数十分ほど都内の道路を走り、高速道路に入ったところで、全てのカーテンが閉められる。バスは暗い何も見えない空間へと変わる。まだ10時を少し過ぎたばかりなのに、あとは寝るだけである。これが正直なところちょっと辛い。1時間くらいこのままじっとして、眠りにつく。けれど、1時か2時くらいだろうか。目を覚ます。あとは、眠れない夜を過ごす。若干は寝ていたときもあるだろう。自分でもどのくらい寝ていたのかはわからない。前回の旅よりは慣れたせいか、少しは多く寝たような気もするが。4、5時間くらいは寝ていたのかもしれない。

 朝になり、カーテンは少しずつ開けられる。鳴門のバス停で数人が降りる。静かな道路を徳島駅へと向う。どこの街にもあるような郊外のバイパス道路といった雰囲気である。2度目の風景。5か月ぶりの遍路の旅がはじまる。


◎ 第2期  前夜:0キロ / 2002年3月6日(水)
◇ 浜松町−徳島駅前エディ号21:50発6:50着 10000円


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