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基本の速読講座ベーシックコースで行っているそれぞれのトレーニングについて、どのような意図で行っているかなどの解説です。行っていただいたトレーニングを振り返ってみてください。




トレーニングの解説 「四文字探し」


 2種類の四文字熟語を、丸印をつけていく、というものです。1分間に60個 の四文字熟語について、とにかく集中して進めていただきます。
 この訓練は、実際にやっていただいて、予想以上に良い訓練だと感じています。 速読の訓練というのは、書店などで速読関係の本を見てもらうとわかるのですが、 こうした「何かを見て、数を数える、チェックする」というものが多いです。そ うした中でも、この「四文字探し」は最も効果を感じることのできるものと見て もいいでしょう。
 最初この訓練を作ったとき、「簡単すぎる」と思っていました。「50」以上 を最初の目標としてください、とお話しているのですが、できる人にとっては、 わりとスムーズにできるのです。ちなみに、最初の頃のベーシックコースのテキストには、この「四文字探し」 と、もうひとつ難易度の高い訓練も入れてました。

「四文字探し」の特徴は次のものです。

・理論と訓練が一体となっている
 速読の理論で難しいのは、「一字一句追って文字を見なければ意味はわからな いだろう」という気持ちの問題です。半分くらいの方は、このように思い込んで います。理論として説明しても、なかなかわかるものではありません。その時に はわかったと言ってもらっても、時間が過ぎると元に戻ってしまいます。 「認識力」という解説を挟んで行っていただくことで、その違いを感じていただ きます。通常、「10」は数値が違ってきます。

・自分の読み方の問題点を気づくことができる

 実際にこの訓練を行っていただいて、最初の数値が「50」に達しないという のは、一字一句に必要以上に拘って読んでしまっている、ということです。数値 として出てきますから、その問題点というのは、明確になります。何よりも、自 分で「気づいてもらう」ということが大切です。その意味で、この訓練は大きな インパクトがあります。

・ポイントを掴めば、すぐに数値に反映する
 この訓練の良さは、この「すぐに数値に反映する」というものです。3つの認 識の仕方のポイント、取り組む意識、身体の姿勢、これが出来れば、数値はある 程度簡単に伸びます。速読の多くの訓練というのは、なかなか数値に反映されないものが実は多いの です。それで、長く時間の掛かるもの、という印象になってしまったりしていま す。訓練で掴んでいただきたいのは、この「四文字探し」の見る感覚なのです。

・見る力・読み方の特徴を確認できる
 皆さんの読む力を把握するという意味でも重要です。本を読まなくても、この 訓練で高い数値を出す人がいます。本以外で、「見る」ということが強く行われ ている人です。「楽譜を見る」「図面を見る」、スポーツなどで強く見るという ことを行っている人もいます。そうしたことが現れてきます。

 読み方の特徴というのは、「細かく読む」か「アバウトに読む」かの問題です。 同じ数値でも、4分の1くらいを残すタイプの人と、最後まで終わっても丸印が 不確かというタイプの人では、その後の訓練の注意点が違ってきます。

 この「四文字探し」という訓練、ときには自分の状態をチェックする、という 点でも有効です。
 それから、ある意味での競争です。人数の多いときなど、部屋には緊張感が出 てきて、「これからがんばろう!」という雰囲気が出てくるみたいです。



トレーニングの解説 「新聞」


 この「新聞」を行う意味というのは、いろいろあります。

・姿勢を整える
 両手で力を入れて持つことが必要となるため、本を使用する以上に身体の姿勢 を整えるという点では、効果的な訓練となります。「左右対称」のチェック、「顔を動かさない状態」のチェックということを、自 分自身で感じることができる、という点で大きな意味があります。

・身体全体で読む
 この「身体全体で本を読む」というのは、抽象的な言葉となります。しかし、 この訓練を行っていただくことで、「目先で読む」と「身体全体で読む」との違 いを感じていただけるのではないかと思います。

・目の動きの修正
 多くの方の目の動きは、大きくなりすぎているところがあります。小さな動き でもいいわけです。それを実践します。

・問題点の把握
 その方のこれまでの読書がどのような状態だったかが、見えてきます。あまり 本を読んでこなかったという方は、どうしてもぎこちない動きです。また、独学 で速読の訓練を行ったという方は、目の動きが速いのですが、大きくラフな動き となっているケースが多いです。

・実際に新聞を読むときに応用できる
 毎朝新聞を読むという人は多いです。どのように新聞を効率的に読むかという 実践的な訓練にもなっています。

 実はこの訓練と似たようなシートと呼ばれるものは、多くの速読の本に載っ ています。こうした訓練は、良いフォームで行われてこそ、良い眼の状態を掴む ことができます。しかし、独学の場合、良いフォームで行われているかは難しい問題です。速読 教室などで専門的(とされる)速読訓練を受けた方でも、この新聞の訓練で、顔 を上下に動かしながら行っている方もおります。

 この訓練は、もともと実際の新聞を使用したわけですが、これには意味があり ます。文字が書かれているものを、使いたかったわけです。この全体に文字があ るかどうかは重要で、何もないものでポイントだけ見るのとでは、やや感覚が違 います。文字があることで、どうしても「読む」ということをしてしまいたいわけです。この「読む」という感覚を、どうアプローチしていくかが、速読プログラムの 難しいところであり、それぞれのプログラムの違いとなります。

 ちなみに、この「新聞」の文章は、日本のディベート教育の西部直樹氏の 『はじめてのディベート』(あさ出版)を使用させていただいております。
 部分的にピックアップさせてもらったわけですが、ディベートとは何かがこれ を読んでいただくと、かなり明確になってくるかと思います。その必要性、誤解 となっているところなど、本当に興味深い文章ですので、手元にある方は、ぜひ じっくりと読んでいただきたいものです。



トレーニングの解説 「レベル1での読書演習」


 レベル1という理解の状態で、1分間に10ページから12ページほどの(そ れぞれによって違う)目標ページを進むというトレーニングとなります。

 この講座の最も重要なトレーニングとなります。まず、このト レーニングがあって、それから前後を作ったといってもいいものです。

「1分間に10ページめくることを維持する」

 速読のトレーニングとして最終的に行き着くところは、ここになると考えてい ます。どうして10ページかというと、ほとんどの人にとって、「ひと目で1ペー ジを見る」状態であり、「内容がわからない」状態であるからです。中途半端な状態ではなく、グラフの一番左端の状態です。もちろん、このトレーニングを行うことに抵抗のある方もいるでしょう。しか し、仮に100時間くらいの速読トレーニングを行った場合、結論としてこの部 分にたどり着くと思います。私自身、長年考え、その上での結論となる部分です。

 このトレーニングにはいろいろな意味があります。

(1)良いフォームを掴む
 ページのめくり方、姿勢の保ち方など、このくらいの速さで行うことで、普段 の読み方が良い状態となります。「理解」があれば、フォームは崩れてしまいま す。中途半端ではなく、「理解」をゼロとすることで、良いフォームを自分のも のとします。

(2)広い視野を掴む
「どのように文字を見たらいいのか」というのは説明の難しい問題です。その目 的、理解によって違うからです。一番極端なケースをまず知ることが重要です。 この「広く見る」ということを知らなければ、その間の状態はわかりません。

(3)「読まなければならない」という心理的な側面から楽になる
 実はこの問題が一番大きいのかもしれません。速読のトレーングの問題点は、 「気持ち」の部分をどう処理するか、が重要です。「飛ばして読むことは悪いこ とではないのか」という考えを持ってしまいがちだからです。これはトレーニン グとして割り切る必要のある部分です。それにはどうしたら良いかというと、一 番極端なケースを、身体に馴染ませることです。

(4)速読の理論を知る
 この演習の後に、速読の解説を行いますが、実際にこのことを行わなければ、 レベル1の重要性というのはわからないのかもしれません。本を読む上で、レベ ル5でしっかりと読むことは重要です。そして、レベル1で進めることも重要で す。その意味をわかった上で、読書全体を考えなければなりません。

 他にもありますが、主にこの4つが重要です。本当は、現状よりも、このトレー ニングの時間を多く取らなければ、と考えたりもします。成果を出す人と、難しい人との違いも、このトレーニングで出てきます。一見、簡単なようなトレーニングと思われるかもしれません。しかし、ここに こそ読書力の本当の実力というものが出てきます。

 簡単なようで難しいこと、それがこの「レベル1で読む(進める)」というこ とになります。








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