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WEBマガジン VOL.059 2008.02.21
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< 目次 > WEBマガジン VOL.059 2008.02.21
◆ ディベートインストラクター西部直樹コラム
老眼に鞭打つ日々の愉楽(23) 「リアルな書店、ネットの書店」
◆ フリーライター 田織愛 「音のコトノハ」 #22 小さなシューベルト
◆ 気まぐれペガサスのジタバタ奮闘記 vol.10 山田ヴァユ 「引き寄せの法則 最強ツール♪」
◆ アートワークセラピスト平田雪香コラム 自己表現の大切さ(11)
◆ ココロのサポーター吉田輝美 ココロの栄養剤(5) 「〜決断のとき〜」
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ディベートインストラクター西部直樹コラム
老眼に鞭打つ日々の愉楽(23) 「リアルな書店、ネットの書店」 |
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街の本屋さんが苦戦らしいというのを何かの記事で読んだ。
本が売れないらしい。
しかし、ネットのアマゾンはけっこう好調らしい。
リアルな書店が振るわず、ネットが繁盛するというのは頷けることだ。
私は街の本屋さん(駅前の小さな本屋さんから大規模書店まで)よくのぞくけ
れども、その本屋さんでほとんど本は買わない。本屋で調べてネットで買うので
ある。
これでは、街の本屋さんは覗かれ損、立ち読まれ?損である。たまったもので
はない。
これは待ちの本屋さん、リアルな書店はネット書店に比べて利点が少ないから
なのだ(私にとっての、ではあるが)
街の本屋さんの利点は、発見がある。手にとることができる。すぐに買える。
である。
街の本屋さんの欠点は、あるものしかない。検索できない。安くならない。で
ある。もう一つ、自分で持って帰らないといけない。というのもある。
本屋を覗くと発見がある。さまざまな新刊が並んでいる。店内をぶらぶらと歩
けば、普段手にしない分野の本も目にはいる。ネットの検索に引っかからない新
人作家の本も目にできる。文庫や新書の新刊も一覧できる。(ネットの書店では
分野別の一覧がまだまだ未整備だ。新書の新刊だけ見たいのに、文庫と新書が一
緒の分類になっていたり、出版社別に検索しなくてはいけなかったり、煩わしく
ていけない)新聞の広告にも出ない本もある。それが意外と発見だったりするの
だ。
本屋では本を手にすることができる。当たり前だけど。現物を手に取り、表紙
をじっくりと見たり、手に触れたり、カバーをめくってみたり、目次を読んだり、
後書きや解説、著者紹介等を確認したり、本文を読み味わうこともできる。これ
はネット書店では決して真似できないことだ。少し中身を読めるものもあるが、
読みたいところが読めるわけではない。
そして、すぐに手に入れることができる。これはと思った本はレジに持ってい
けば、すぐに買える、手に入れることができるのである。
しかし、ネット書店のおかげで、潜在していた問題点も露呈してしまった。
何より、書店にはあるものしかない。
当然のことだけど、本屋さんの在庫分しか本を見ることができない。
どれほど大きな書店も、国会図書館にはかなわない。国会図書館とまでもいか
なくても、ネットの書店なら古い本もある。最近は新刊と古書も同時に売ってい
るので、手に入れることができる。
シリーズものの欠品もない。全集も完全に揃っている。これはリアルな書店に
はなかなかできかねることなのだ。
ある作家をまとめて読みたくなることもある。リアルな書店ならいくつもの店
を探して、ということになりかねないが、ネットなら一度で済んでしまう。これ
はありがたい。
街の本屋さんでは、なかなか検索が難しい。ある程度の規模の書店なら検索用
のパソコンもある。が、問題は検索できたものを見ることができるかである。や
はり、あるものしかないのである。
リアル書店での検索の限界がある。
ネットなら、これはお手のものだし、結果を目にすることができる。これは大
きい。
リアルな書店は、もちろん定価販売である。再販価格維持制度に守られ、値引
きはない。買ってもポイントも付かない。やっとこさ、ごく最近になって、書店
ポイントも付くようになったようだけど……。
ネットなら、ポイントがついて実質の値下げ状態。さらに同時に表示される古
本を買えば、さらに安くなる。
ついでにリアルな古書店はもうネットの古書店に太刀打ちできない。某○○○
オフもアマゾンの品揃えにはかなわない。アマゾンは巨大な古書店のショッピン
グモールとかしている。ないものはないくらいある。
リアルな書店はその場で買えるが、持って帰らないといけない。これが重い。
大きな書店ならある程度以上の買い物で配達はしてくれるが、クリアする金額が
いささか高い。ネットの書店はそもそも持ち帰らなくていい、そこがいい。
今の私は、もうよっぽどの衝動買いでない限り、リアルな書店では本を買うこ
とはないのだ。
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フリーライター 田織愛 「音のコトノハ」 #22 小さなシューベルト |
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小さかった頃、ある音楽家の伝記を祖父が買ってきてくれた。なぜそれを買っ
てきたのはわかなかったし、その理由を聞くこともなく祖父はもう帰らぬ人となっ
てしまったけれど、おかげでその音楽家は私にとって少しだけ特別な人になった。
それがフランツ・シューベルトだった。
音楽好き一家に生まれたシューベルト。音楽の才能に恵まれた彼は、自然と
自分で作曲をするようになる。「歌曲王」の名前を持つように、シューベルトは
何よりも歌曲を作ることを好み「野ばら」「ます」「冬の旅」などの名曲をこの
世に生み出していく。けれど、貧しい家であったため、父親はシューベルトが音
楽家になることを長い間許そうとせず、国の寄宿学校にいた時と、成人してから
の2回、彼は父親から勘当されている。幸いなことにシューベルトは友人に恵ま
れていて、五線紙すら買えないほど貧乏だった彼を多くの友人たちが援助してや
まなかった。そして、ついに父親もシューベルトが音楽家の道を行くことを許す
のだが、やっと父と和解した後の彼の人生は長くはなかった。1828年、シューベ
ルトはわずか31歳でその生涯を閉じてしまう。優れた音楽家は短命であることが
非常に多いのだが、彼はその中でも極めてこの短すぎる生涯だった。これが、私
が読んだ伝記の中の今でもよく覚えている話だ。
歌曲を何よりも愛したシューベルトだったが、もちろん交響曲といわれるもの
もいくつか作曲している。その中でももっとも人気があるのは、おそらく交響曲
第7番「未完成」だ。その名の通り、未完の交響曲であり、1・2楽章を完成させた
後、3楽章のラフを残して、シューベルトはこの曲を書くことをやめてしまう。
「未完成」はためいきをつくような暗い旋律ではじまる。華やかさとは程遠い
し、スケールの大きさもない。楽譜自体も決して複雑ではなく、一見なんてこと
はない曲だ。私は例によって演奏会で弾くことになったので、改めてこの曲と向
き合った。
そして、「未完成」に今まで感じたことのない深い感動を覚えた。
ベートーヴェンを始め、優れたクラシックの作曲家の多くはおそらく自分の
才能を信じており、それゆえに彼らの作品からは、自信と誇りと共に意味での押
しつけがましさのようなものが感じさせる。(それは決して悪いことではない。
表現者ならば時におしつけがましさも必要だ)けれど、「未完成」を聞いた時に
は、その押しつけがましさをまったくなかった。それはクラシックを演奏してい
て始めての体験といってもいいことだった。決して押しつけることのないその曲
「未完成」は、まるでシューベルトという作曲家が、丹念に心をこめて作り上げ
た音符の1つ1つをおずおずと見せてくれたような、そんな繊細さと優しさに満ち
ていた。こんなにはかなくて小さくて美しい音楽を作る作曲家が存在したのかと、
本当に今まで知らなかった感激が、この曲によって私の中に生まれた。
小さい頃繰りかえし読んだ伝記の中では、シューベルトは内気で人見知りをす
る恥ずかしがりやの青年として描かれていた。後になっていろいろ調べて、必ず
しもそれだけが彼の性質ではなかったこともわかったが、「未完成」を聴いた時、
間違いなくシューベルトは内気で繊細な一面があったに違いないと確信した。
音楽には作り手の思いが宿るということを私はいつも信じている。本当に一聴
するとなにげない曲なのに、こんなにも美しくはかりしれない感激があるという
のは、おそらくシューベルトは最終的に完成させることはなくとも、この曲を愛
おしみ包み込んで、自身の寂しさや優しさをそこに宿らせたからだと思う。
だからこそ、未完のままのこの曲が多くの人に愛され続けている。
とても小さな小さなもの。
シューベルトが「未完成」で語りかけてくるものには、その表現が1番合ってい
るような気がする。小さくてやわらか光のようなもの、けれどそんな言葉で表し
てしまっていいのだろうかと思うほどそれははかないもの。
音楽はきっと小さなシューベルトの宝物。
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気まぐれペガサスのジタバタ奮闘記 vol.10 山田ヴァユ
「引き寄せの法則 最強ツール♪」 |
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今までマーフィーの法則をはじめ、成功法則に関する本はたくさん出ていたが、
その決定版とも言えるのが、今年You Tubeなどでも話題になった『引き寄せの
法則』だ。
最近はこれに関したくさんの本が出ているが、その中でも今回の読んで実行す
る本のイチ押しは、『すべての望みを引き寄せる法則 夢を叶えるタッピング』
(ブレンダ著、春秋社)。
「引き寄せの法則」とは、簡単に言えば、
「あなたがあなたの世界の創造者であり、あなたの人生に今あるもの、そしてい
つも現れるものはすべてあなたが引き寄せたものである」
「それを理解し、自分の世界に責任を持った時に、あなたは本当に欲しいものを
手に入れるコツをつかみ、思い通りに自分の世界を創造することができるように
なる」
ただ、言うのは簡単だが、実際に実現するのはなかなかむずかしい。
なぜなら、ポジティブなことだけ考えられればいいが、「そうは言っても、実
現しないんじゃないか」とか、ついつい今までの考え方のくせで、自分が望んで
いるものとは違うネガティブなものを引き寄せてしまうことが多いからだ。
しかもやっかいなことに、そうした不安や恐れなどのネガティブな感情は、た
とえ考えてはいけないと思っても、どこかで顔を出してしまう。
そこで役立つのが、EFTという「感情解放テクニック」。
私は今から6年ほど前にTFT(思考場療法)を少し学んだことがあるが、それを
さらにシンプルに使いやすくしたのが EFTで、経絡のツボをタッピングすること
で、簡単に不安や恐怖などの感情を取り除いていくことができるすぐれもの。
詳しくはぜひ本を読んでみてほしいが、ネガティブなフレーズ + ポジティブな
フレーズ+ 引き寄せたい状況を加えた文章を作り、手順通りタッピングしていく
ことで、ネガティブな感情を解放し、ポジティブな状況を引き寄せることが可能
になる。
私も実際にやってみているが、ネガティブな感情が自然になくなり、過去の出
来事を感情を交えずに見ることができるので、さまざまな気づきが起こるのがお
もしろい。そして、気がつくと自分の中にポジティブな思考ができているのが不
思議だ。
試した日から何か効果があると思うので、効果のあった方はぜひご連絡を♪
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アートワークセラピスト平田雪香コラム 自己表現の大切さ(11)
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自閉症やダウン症で少しだけ知能が遅れている子ども達、
少しだけ身体が思うように動かない子ども達のお手伝いをしていた頃のお話です。
「すみれちゃんおはよう〜たか君おはよう〜」
子ども達は毎日違った表情でお教室に入って来ます。
家庭で起きた出来事、家族との関係性など色々な感情をいっぱい抱えながら・・
クレヨン、画用紙、絵本、ぬいぐるみ・・・すぐに子ども達が表現できる道具が
教室に用意されてます。
これはとても大事な環境です。
子ども達は登校するなり、かばんを下げたまま自分の表現しやすいところに飛ん
でいくのです。
ある子はいつも同じ電車の本を持ってきて指を刺しながら一生懸命お話をするの
です。
ある子はいつも画用紙においしそうな食べ物の絵を書き連ね指をくわえて言葉を
連呼します。
ある日、私は・・・青いクレヨンをぎゅっとにぎり締めて画用紙いっぱいに塗り
つぶしているあき君の様子が気になりました。
その表情は燃えている何かにお水を一生懸命かけて火を消しているかのように見
えました。
あき君の家庭での様子をお聞きしてこの行動に私は納得しました。
最近兄弟の事でお母様に余裕がなく、あき君がこれが出来ない、
あれが出来ない事にお母様自身ストレスを感じてきつくあき君にあたってしまっ
ていたとの事でした。
繊細なあき君は微妙な感情のプレッシャーをクレヨンと画用紙を使って外へ吐き
出していたんです。
小さな子どもや言葉で表現することが難しい子にとっては特にアートを使って表
現することで心のバランスをとっていく事は大事だと確信しています。
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ココロのサポーター吉田輝美 ココロの栄養剤(5) 「〜決断のとき〜」 |
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小柄な色白の優子さんの表情は、寂しく青白いものでした。何か自分を強固に
ガードし、周囲にスキを見せない、そんな第一印象を感じさせる30代半ばの女性
でした。
優子さんがセラピーのために選んだボトルには、幼少期からの自分の生き方が
現れていました。
複雑な家庭環境に育ち、いつも周囲の大人たちの顔色を伺いながら自分を表現
していたと言います。「表現してきた」ということそのものが本当は違っていて、
表現したい自分を心の奥に押し込めて、いい子を演じてきたそうです。いい子で
いないと、周囲は優子さんに注目してくれなかった、そんな理由があったようで
す。
いい子でいるために優子さが頑張ったことは、勉強です。成績はいつもトップ
クラス。周囲は、「頭脳明晰で手のかからないいい子」として優子さんを可愛がっ
たそうです。
そんな過去を持っている優子さんへ質問をしてみました。「知性で自分を守っ
て今まで頑張ってきたけど、現在の優子さんにとっては、計算不可能な未来へ一
歩を踏み出すことが最大の不安なんじゃないの?」
「実は・・・現在の仕事は何か自分が求めているものとは違う気がしている。
それに、結婚も考えたいのだけれどそうしたら母は・・・」など、頭の回転の速
い優子さんなのに現状の悩みの渦にはまり込んでいました。
幼少期から周囲を伺うことによって、人間関係に対する感性が鋭く、神経質な
ほどピリピリしながら日常を送っている様子をカラーが示していることを伝えま
した。
しかし、未来のカラーは現在の自分を脱している優子さんの姿を示していまし
た。今始めた新しい資格取得の勉強、プロポーズを受けているのに返事を待たせ
ている自分。それらの出来事から優子さんは、新たな自分へ成長するための人生
の切符を今持っているのだという事に気づきました。「頭脳ではなく、自分の感
情をもっと大切しよう」と言い、優子さんの顔に赤味が帯びてきて、セラピーを
終えました。
何がどのように変化したのかは、優子さんにしかわからないことではあります
が、来春に優子さんは結婚されるとの報告が先日舞い込んできました。
WEBマガジン VOL.059
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2008.02.21
メールマガジン第57号(2007.12.13)をベースとして作成
編集 : 今村洋一/リーディングフィールズ
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