彼は「速読業界の革命児」です。速読の技術を習得するためには、数ヶ月から数年かけ、かなりの金額を支払っていました。それを1日わずか4時間で成果を出す、革命的なプログラムを開発したのです。私の大学の授業でもゲスト講師できてもらったことがあります。そこで、彼の開発したプログラムの優秀さは証明されました。通常4時間のプログラムをさらに圧縮して90分にしてもらったのですが、受講した学生の読む速度が平均約2倍になったのです。たった90分で。彼の速読の説明はわかりやすく、奇をてらうことな
く、素直に理解できるものです。
メールマガジン「コミュニケーション力 スキルアップマガジン No.24」より
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ディベートを学ぶ方々には、お薦めの講座です。 なぜ薦めるのかというと、速読はディベートには必須の技術だからです。 ディベートでは、大量の資料文献を短期間に読まなくてはなりません。自分なりのロジ ックを組み立てたなら、根拠となるものが必要です。根拠資料を大量の文献の中から探さなくてはならないのです。一冊の本で、ディベートで使えるのはほんの数ページ、あるいは数行でしかありません。しかし、その数ページ、数行を探すためには、その本をくまなく読まなくてはなりません。このようにくまなく読まなくてはいけない本が何冊も、何十冊もあるのです。大量の情報を短期間で処理しなくてはなりません。 大量に読むためには、素早く読めなくてはなりません。素早く読んで、必要な箇所を見つけたら次は精読が必要です。素早い読みも精読もスピードが求められます。新書判の本を2〜3日かけて読んでいては遅すぎます。新書判くらいなら30分くらいでざっと目を通して、必要な箇所を丹念に読んでいきます。精読も1分間で500字(文庫本でおよそ1ページくらい)程度では遅すぎます。1分間に1500 〜2000字くらいを読んでも、きちんと意味を把握できるスピードは欲しいところです。 ディベートの講座や授業をしていると、この「速読」の技術が不足しているなあ、と感じることがしばしばあります。
講義の中で資料を読んでもらうことがあります。A4一枚、1,000字くらいのものです。およそ1分くらいで読んでもらい、次にと進めたいのですが、なかなか予定通り行かないことがあります。5〜10分もかかかることがあります。わずかな文書を読むのもかなり時間がかかるのです。精読するので時間がかかるのはわかるのですが、それにしても時間をかけすぎです。遅い方の読んでいる姿を見ていると読む基本ができていません。姿勢が悪かったり、一文字ずつ指でなぞっていたり、とわざわざ読書スピードを殺す読み方をしているのです。 この読書の速度と理解を高める訓練が「速読」の講座です。
メールマガジン「コミュニケーション力 スキルアップマガジン No.24」より
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